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インフルエンザについて/現行の不活化インフルエンザワクチンと抗インフルエンザウイルス剤の基本的な捉え方

インフルエンザワクチンですが
新型コロナワクチンと同様 今シーズンもしておりません
(現行インフルエンザワクチンの感染予防効果がうすいこともあって)。 
インフルエンザウイルスは新型コロナウイルスと同様にすさまじく遺伝子変異しており感染予防効果は数10%ほどでその効果も半年後には消失することから高齢者etcの重症化予防に位置づけられています。 心配だから/他児がしているからということでご希望の方は他施設でお願いします

インフルエンザワクチンは 
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インフルエンザウイルスについては
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インフルエンザ(季節性)は 長い人生のなかで 必ず4種類以上かかっていくウイルスです
A型2種類【A香港/AH1pdm09】/B型2種類【山形/Victoria】の計4種類(2009年4月までのAソ連型を含めると計5種類)かかります
子どもさんも毎年10人に1人がかかる ポピュラーなウイルスです
成人になるまでに2−4種類かかって免疫をつけていき その後は免疫減弱とともに10年に1回発熱etcの症状がみられます
4種類ともしっかりかかって免疫をつけておくと5回目から症状がかるくなります
年齢が大きくなってから初めてかかると身体の免疫が過剰に反応して症状が強めにでます。できれば幼稚園頃から1つずつかかっていきましょう。
80才以上の高齢者【肺炎になりやすい】にうつさないようにして 子どもさんも一つずつかかって免疫をつけていきましょう
インフルエンザウイルスの詳細は
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かかったかなと思ったときは 熱がなくてもセキ/ハナの風邪気味であれば 1週間は マスクをして咳クシャミエチケットを守り 高齢者に広げないよう 心がけましょう
発熱時はまずクスリでなく冷却/糖分/水分をこまめに補給して24時間のあいだ自宅で観察していくのが初期対応としてベストです

インフルエンザウイルスは特別なウイルスではありません。日本だけにみられる特異な奔走状況に巻き込まれないようにしましょう。
  抗インフルエンザウイルス薬は48時間以内に使用すべきものではありません/48時間をこえると自然に解熱していく人達と比べて効果が認められなくなるというレベルのクスリです。
成人では24時間ほど発熱時間を短縮するだけで入院や合併症を減らす効果を認めなかったという研究結果から
2017/6月WHOにおいても 成人での使用は入院して重症化しているケースに限定しましょうと発表しています
  世界中の抗インフルエンザウイルス薬の半分を日本が消費しているという薬漬け状況が毎年つづいています。
  #A型では3−4日間の発熱が→2日ほどに短縮してセキ/ハナが少なく済みます→欠点として免疫が不充分になります
  #B型ではA型のような有益な効果がみられません
  4才以下の子供さんや80才以上の高齢者/出産間近の妊婦さんは24−48時間でハナ検査をうけて投薬を受けましょう。
  リスクの少ないヒトは24−48−72時間でハナ検査をうけあと 心配の程度に応じて抗インフルエンザウイルス薬をもらったり/6日後からの登園登校意見書をもらったりするといいでしょう 
  早期の抗インフルエンザウイルス薬の使用でも脳症予防は困難なようです。すぐクスリでなく、糖分カロリー水分の頻回補給と24時間の観察メモ記録が重要になります。

ちなみに インフルエンザウイルスの脳症も 過剰に反応しすぎる免疫反応の病態説や 飢餓状態→エネルギー代謝異常おこしやすい素因→脳血管の内皮細胞障害→脳浮腫/脳障害の病態説が有力になってきています 

タミフル/リレンザ/イナビル/ラピアクタは いずれも 熱セキハナ症状をかるくするための手段です
初日の24時間がもっとも倦怠感しんどさがつよくて 翌日から軽減していきます

早期にタミフル/リレンザ/イナビルを使っても/インフルエンザワクチンを接種していても
発熱後24時間以内の呼吸困難/数日後にみられる脳症をおこしている子供さんも 残念ながらみられます

いずれの手段も 個々人の症状を軽くする→ 流行を大規模にさせない→ 必然的に発症してくる重症者を少なくするという 社会防衛の目的で使用しています

とくに現行の不活化インフルエンザワクチンは 麻しん風しんワクチンなど他のワクチンと違って 発熱/発病予防はできません。 インフルエンザウイルスにかかったことのない子供さんに免疫をつけるワクチンではありません。
インフルエンザワクチンの詳細は
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現行の不活化インフルエンザワクチンは 過去に4回以上かかかってインフルエンザウイルスに基礎免疫のあるかたが 変異のあるインフルエンザウイルスにかかったときに細菌の2次感染が20%軽く済むことを期待して接種するという 社会防衛の目的で接種しています